高配当株投資について考える①
こんにちはたくみつです!
今回も高配当株投資について考えます
高配当株投資とはさっざくり言うと
大企業などがある程度自社の成長が完成しており新事業への投資があまり必要じゃない状況で株主に対して配当金を出すことで自社の株式が安定しているような会社の株式に投資する考え方です
そのため大体
①超一流有名企業が投資対象になりやすい
②超安定優良企業が投資対象になりやすい
こういう企業が投資対象になってきます
逆にネガティブな要素は
③企業価値が上がりにくい為株価も上がりにくい、よってキャピタルゲイン(株価の値上がり益)収入が期待できない←基本ガチ勢の投資家の方々はキャピタルゲインを狙って投資している(グロース株投資といいます)スタイルの方が多いです
④高配当株な企業が配当金を減らす(減配)と株価が値下がりしやすい
⑤企業業績が悪化した結果、高配当化している企業もあるため業績の確認と分析(ファンダメンタル)が重要
こういう要素もあります
高配当株投資は⑤の所をしっかり理解しないといけないので詳しく調べていきましょう
業績が悪化したため高配当化するとはどういう意味か?
株価と配当金の関係があるからなのですが
例えば株価が1000円の企業があるとします配当金は年間50円だったとします
1000円の株価ですから毎年50円貰えれば20年で元が取れますね
{50円✖20年=1000} 配当利回りで表せば5%となります
ですが株価が500円まで下がったとしましょう、配当金が50円のままだと10年で元が取れますね 配当利回り10%
このように株価が変わることによって配当金に対する利回りが変動します
よって元々人気のあった企業が人気がなくなってしまい株価が下がってしまったことで高配当化してしまう事もあるわけです
なので高配当企業だからといって何でも投資してよいわけではありません何事もバランスが一番大事なのです。
*企業の利益と配当金の関係を言い表す言葉で配当性向という言葉があります”あとで説明しましすね”
ただこういう時もあります
先ほどの例で考えた高配当株企業(配当利回り5%)が株価が1000円から1500円に上がっていったとします 当然配当利回りが下がってしまうことになります(配当利回り3.33%)30年で元が取れる感じですね
ですがキャピタルゲイン(値上がり利益、ここでは1500-1000)が500円あります(含み益500円状態)この株価で売れれば差額利益を500円取れます、これは配当金に換算すれば10年間分の配当金を貰えたことと同じ価値になりますね
皆さん投資家の方が何故グロース(成長)株投資をやりたがるかがわかりますね
10年分の配当金収入が株価が上がればあっという間に手に入る可能性があるからです
やっぱり手っ取り早く稼ぐにはグロース株投資の方が圧倒的に有利です たった数日〜数ヶ月で配当金に換算すれば何年分もの利益額を稼げる可能性があるからです
ですが私はあえてこの時間のかかる投資スタイルの高配当株投資をお勧めします!
もちろん株投資の勉強をしっかりとして情報収集にもきっちりと時間をかけて調べて
さらにある程度資金にも余裕があればグロース株投資を取り組まれた方がいいと思います
ただこのグロース株投資、リターンが高いという事は当然リスクも同じように高いという事にも繋がります (以前解説している投資信託の時にも説明しましたが理屈は全く同じです、株価が2倍に上がる可能性があるならば株価が半分になる可能性もあると言うこと。)
高配当株投資ももちろんある程度勉強をして情報収集も必要ですがグロース株投資ほど時間がタイトではないと思います
初心者であれば日々の価格変動にドキドキとしながら(一日で何万~何十万も動く日があるのがグロース株投資です)過ごすよりゆっくりとした価格変動の方が心にゆとりがありますし、他の事にもっと時間が使えるため充実した日々を過ごしやすいと思います
これは向き不向きの話だと思いますが自分はのんびりと長期投資をやって行きたいと思っていますので高配当株投資で気長に資産形成できればいいなと考えています。
話が長くなってしまいましたが今回はここまでです
ではまた!